野球の季節

最近、野球ばかり見ている。日本でも、まあ、そうだった。夏休みには高校野球をずっと見つづけたものだ。よくもまあ、飽きもせずに。
高校野球といえば思い出すのが、故山際淳司さんの『スローカーブを、もう一球』だ。このノンフィクションの舞台が、自分の出身高校なのである。だからというわけではないが、この本は何度読み返したか分からない。山際さんの文章は、簡素で主観を交えず、淡々と事実を綴っていくのだが、なんとも後味がいいのである。
このノンフィクションで実名で登場する選手が、同級生たちだ。主人公の川端は3年のときに同じクラスだった。今頃そうしているのだろうか。大学のときに、池袋でばったり会ったのが最後だったけど。人伝に聞いた話では、今地元で学校の先生をしているらしい。毎年高校野球の季節になると、この本のこと、高校時代のことを思い出すものだ。


昨日負けたアスレチックスは今日、インディアンズにサヨナラ勝ち。今週末のデトロイト戦でも観にいこうかな。