仕事納めの一週間

先週一杯で今年の仕事納め。緊急事態もなく、静かな1週間だった。でも、家では騒音に悩まされた。明け方3時半頃、いきなりけたたましいサイレン音が聞こえてきた。目覚ましに手も伸ばしたが、「あれ、ちょっと違うぞ」と寝ぼけていたが、しばらくしてこれは火災報知器のビープ音と分かり、ジャンバーを羽織って外へでる。でも、どう見ても火事ではない。外で待機していると、消防車がやってきて、消防士が中に入り、火事でないことを確認してサイレンを止めてくれた。どうやらセンサーの誤作動のようだ。まったく、安眠妨害も甚だしい。仕事が忙しかったら、たまったもんじゃない。次の日、夕食の準備が出来たところで、再びサイレン音。またまた誤動作だった。中に戻り、もうすぐ食べ終わろうかと言うときにまたしてもサイレン。アパートの人たちも、もう勘弁してくれよという感じでぞろぞろと外へ。消防士曰く、センサーが故障しているから交換するようにとのことだ。実際に火事が起きたらどうするんだろうと思ってしまう。まったくボロアパートには困ってしまう。

先週はYoshi'sへMike Stern Bandのライブへ。去年の最後のライブもMike Sternだったが、今年も同じ時期に来てくれた。今回はベースがRichard Bonaに変わった以外は同じ面子。去年のライブも感動ものだったが、今年はRichard Bona色が加わって、勝るとも劣らない素晴らしいライブだった。Denis Chambersは言うまでもなく凄い。圧倒的なパワーと音の粒の揃ったドラミングはさすが。Mike Sternのエレキギターは、生音が聞こえるほどの席で堪能できた。そして、Richard Bona。この人の演奏は初めて聴いたが、ぶっ飛んでしまった。ベースが超絶テクですごいのは良いとして(というか本当に凄いのだが)、何曲かで披露した歌がまた良かった。ベースソロの後半でボーカルソロになり、一人で歌った部分を録音してそれにハーモニーを付けていき、最後はアカペラの曲が出来てしまうという、しかもそれをすべてインタイムでやってしまうという、恐ろしいほどのパフォーマンスに圧倒された。でも、曲はアフリカの民俗音楽で、聴いていてホントに気持ちのいいものだった。ライブでこのバンドを見られて、音楽の可能性って本当に限りないものだと思った。最後の曲が終わると、観客全員スタンディングオベーション。Mike Sternに感謝である。年末のYoshi's公演を恒例行事にして欲しいと思う。

明日からはLas Vegasへ旅行です。