A’sオープン戦

昨日今日とGiants vs A'sのオープン戦をテレビで観戦した。久々のA'sの試合を観戦したが、やっぱり野球シーズンはいいですね。開幕が楽しみになってきた。で、その感想。


まずオフェンスだが、Kendallを2番で使うのはいかがなものかと。All Star級のキャッチャーだけど、バッティングに過度の期待をかけるのは酷だと思う。ミートの良いバッターに見えるけど、ゴロのダブルプレー2つはいただけない。Eric Byernsを2番にして、彼は6番がいいんじゃないか。それにしても、Crosbyの怪我がたいしたことなくて良かった。彼のバッティングを観たかったけど、休場していた。開幕には元気に出場しているだろう。Breaking Ballにどの程度対応できるかが今年の課題だ。Swisherはいいバッターになってきている。ボックスでの落ち着きはもうベテランの風格さえ漂う。落ちる球の見極めが抜群に良い。その他の選手は、今年も安定した成績を残すだろう。全体的に、戦力アップと見たが、なにせアメリカンリーグ西地区の他のチームのオフェンス力に比べると見劣りしてしまう。長打力が劣る分、チャンスに畳み掛けるバッティングができるかどうか、これにすべてかかっている。


次に投手力だが、EthertonとSaarloosの先発ローテーション競争は、Saarloosに軍配が上がった感じだ。Saarloosはシンカーが低めに決まっていれば、大崩れしないだろう。Hardern、Zito、Haren、Saarloos、先発陣に心配はない。気がかりなのは、中継ぎのエースとして期待される、Cruzだ。今日のゲームでは、HRを含む3失点。キャッチャーがMelhuseに代わっていたので、Cruz一人の責任ではないが、ランナーをおいて初球に真ん中へ直球を投げてはいけない。全体的には、ブルペンが去年より充実している感じだ。球速の遅いピッチャーが多かった去年と比べると、ずっと迫力が増している。


そして、薮だ。今日、8回と9回の2イニングをヒット1本だけ、2三振を奪う好投だった。オープン戦とはいえ、同点の大事な場面で結果を出したのだから、中継ぎとして信頼を得られたのではないか。72〜74マイルのカーブが、直球と同じフォームから繰り出され、バッターは驚いたのではないか。この調子でがんばってほしい。