Eric Johnson@Warfield S.F.

土曜日、Eric Johnson(EJ)のライブに行く。Joe Satrianiオープニングアクトでの出演。会場のWarfiledに行くのは初めて。
開演前から長蛇の列で、1ブロック以上の長さ!周りはホームレスがぞろぞろいた。

ステージの前はスタンディング、後ろは席があり、バーもあった。EJの時だけは前にいることにする。演奏が始まるまでには、ほぼ満席になっていた。

EJのパフォーマンスは悪くなかったと思うが、音は酷かった。1曲目の「Rightous」からベースはブーストが掛かり過ぎ。ドラムの音でか過ぎ。肝心のギターが良く聞こえない。ミキサーはなにやってんだろ、全く。SRVモンキーズのときは、それでも持ち直したように思えたが、最後の[cliffs of dorver」ではアタック音しか聞こえないような感じ。前座とは言え、もうちょっと何とかならないものだろうか。

ひどいのは音だけじゃなく、客のマナーも最悪だった。携帯やデジカメで動画や写真を露骨に撮っていたりする。フラッシュ・オンにしてとった場合だけ、係員からストップが掛かるが、それでもみんなお構いナシだ。日本じゃ信じられないだろう。それに、禁煙は当たり前のはずなのに、何故か煙が客席から舞っている。それも明らかにタバコ以外の匂いのするやつだ。野外コンサートなんかではよくあるけど、こんな室内のライブでこれはないだろう。EJはそれでもしっかり演奏していたし、ボーカルも頑張っていただけに、残念だ。

会場で売っていたEJのTシャツを買う。$20。

立ちっぱなしで1時間EJの演奏を見てすでに足が痛くなっていた。メインのJoe Satriani(JS)が始まるけど、耐えられるか心配だった。JSの演奏を聴くのは初めて。上手い、凄く上手い。こんなギターの音が出せるんだと思わず唸ってしまう。早弾きもライトハンドもハーモニックスも完璧。そして、音が良い!EJとの差は歴然だ。もっともこの日は特別で、長いツアーの最終日、しかもJSの地元でのライブ。客も待ってましたとばかりに、歓声を上げてノリノリだ。ベースを見て、おや??なんとSteve Morse BandやDixie Dregsでお馴染みのDave LaRueじゃないか。SMBやDDでは派手に弾いていたが、ここではJSの引き立て役に徹している。

JSを聞いていて、確かに凄いし、上手いけど、何故か面白くない。曲が趣味に合わないんだなあ。単調だし、ギターばかり前面に出てるし。バンドとしては面白くないんだなあ。JS好きな人たちには申し訳ないが、ちょっとがっかりだった。昔、SFのローカルTVで弾いていたのを観たときは、アコースティックだったとは言え、もっと良かったと思う。結局、11時を過ぎたところで、コンサートの途中だったが、帰路につく。もう足が限界だった。EJを見られたのは良かったけど、去年のS.F. Independentでの単独ライブが良かっただけに、消化不良のコンサートだった。


日曜日はライブ疲れがどっと出てしまった。遅く起きたら、すでにAthleticsの試合が始まろうとしていた。ここまで何と4連敗中。トロントに負け越したのが痛い。ヤンキースの先発はRandy Johnson。こや厳しいなと思ったら、いきなりMark Kotsayの2ラン!その後も追加点を取って、6-1の勝利!松井、シェフィールドがいないとは言え、強打のヤンキースを6安打1失点の好投を見せた、Dan Harenの活躍が光った。Chavez、Thomas、Bradleyの中軸打者を怪我で欠いても勝てたんだから、大きい勝利だ。明日からシアトル3連戦。で、明日はスタジアムで生観戦。Blanton、しっかり投げろよ!