Gary Burton Quartet@Yoshi’s

金曜日、楽しみにしていたGary Burton Quartetのライブ。$65という破格の値段ながら、オールソールドアウトの大盛況だった。Yoshi'sのレストランで食事をしたにもかかわらず、2ndステージで確保できた席はずっと後ろのほうだったのでビックリした。でも、いつも最前列近くで観ているのとは違って、全体を見渡せるし、少し高くなっていたので返ってよかったかもしれない。

およそ1時間20分、至極のライブだった。Pat Metheny, Steve Swallow & Antonio Sanchezとのカルテットは最強だろう。透明感、緊張感、ハーモニー、どれも最高だった。知らない曲ばかりだったが、十分に楽しめたし、元を取ったと言えよう。

Gary Burtonビブラフォンはもうマジックとしか言いようがない。4本のマレット捌きはさすが。Steve Swallowとのデュオの曲は美しかった。Pat Methenyの抑揚の効いたツボお押さえたプレーにもうっとり(まだギターシンセ大活躍していた)。そして、Antonio Sanchez。さすがにMethenyが絶対の信頼を寄せているドラマーだ。音色がいいし、シンバルワークの表情も豊か。インタイムのソロにはぶっ飛んだ。左足ハイハットで8分を踏み、左右の手と右足のキックで自由にソロを展開しているのだが、何故か2拍4拍のバックビートでカウベルか何かのパーカッションの音がしている。何故だ!よく観ると、ハイアットペダルの横にビーターがあって、それが動いているんだけど、それっていったいどの足が動かしているんだろう?もう、唖然。

いい体験をさせてもらった。本当にこのバンドを見られて良かった。それもYoshi'sで。