再建への道

年末に一時帰国したものの、時差ぼけが直らないまま1週間が過ぎる。歳を取ると共に時差ぼけからの回復に要する時間が延びているような気がする。3〜4日経つとぶり返してくる、日中の眠気と戦いながら仕事をする。

今週末は台風並みの低気圧が襲ってきて、ベイエリアは大変だった。金曜日は会社が停電になって、人影もまばらだった。午後回復したのだが、この程度の嵐で停電するなんて、先進国なんだろうかと思う。さらにあきれるのが、回復するまでなんでこんなに時間がかかるのだろうか。日本並みの台風が襲ったら、きっとこのあたりもカトリーナのような被害がでるのではないかと思ってしまう。

Athleticsのトレードにはいつも驚かされてきたが、今回は本当にドキモを抜かれた。エースのDan Harenと人気者Nick Swisherの二人がトレードなんて。代わりに生きのいい若手を何人も獲得しているのだが、彼らが即戦力とは思えない。チームの再建に必要なトレードとGMのBilly Beaneは言っているけれども、じゃあ来年はどうでも良いのか?どうせ彼らが使い物になるまでは2〜3年はかかる。最悪、まったく無駄になる可能性もあるのに。White SoxにトレードされたSwisherは「すぐに勝ちに行こうとするチームにトレードされるのは幸せ」とコメントした。自分もそう思うだろう。ファンも「今年はどうでもいいのか」と思うだろう。A'sの再建への道のりは遠く感じられる。ベイエリアのチームのファンは、来年も辛抱しなければならないのか。

Raidersもチーム再建に向けて動き出している。退団すると言われていたDefence CoachのRob Ryanは、チームに残るようだ。この動きを歓迎する論調が多いと感じる。今年のディフェンスの成績は振るわなかったが、Ryan一人の責任ではないと思うし、怪我も多かったし、仕方ないだろう。強いディフェンスをまた作り上げて欲しいと思う。

今年のワインは、Rochioliの2006 Sauvignon Blancが最初の一本だった。いろいろなフルーツやスパイスの風味を持ちながら、しっかりと芯のあるワインだった。ここのSauvignon Blancは全米一と評価されたこともあるらしい。正月にぴったりのワインだと思う。さらに2本目は、Davis Family Vinyardsの 2004 Russian River Valley Pinot Noir。Russian Valley独特のEarthyな感じに仕上がっていた。でも口当たりはとても柔らかく、でも舌の上ではしっかりと太さを感じさせる。再来週はRussian RiverのWinter Wine Roadフェスティバルに行く予定。天気がいいと良いが。