Cellulitisから復活

先週木曜日、朝起きると寒気が。またベッドに戻ると、もう起き上がれなかった。熱を測ると38℃を超えている。これはヤバイ。仕事を休んで次の日に備える。リリースしなければならない仕事が金曜日に控えているのだ。アドビルを飲んでひたすら寝続けたが、一向に体温が下がらず。

金曜日、朝起きられず。体温を測ると39℃近い。これはいかん。仕事にいけなかったが、リリース作業はお流れになったようなので、結局休む。しかし、午後になっても悪くなる一方だ。リンパ腺が腫れて来た。晴れの部分が熱くなっている。これは悪いインフルエンザか?いずれにしても、このままではいかんと思い、人生2度目のERへ妻に連れて行ってもらう。

ERでは前回のようにすんなりと診てもらえなかった。何だかんだと待たされること1時間くらいか。やっと診察室へ通される。そこでまた20分待たされる。やっと医者が来たのだが、症状をいろいろと話し、頭と首の触診をすると、「これは皮膚病ですね。」と言われる。「風邪でもインフルエンザでもなく?」、「そう、これは頭皮の傷に黴菌が入り込んで感染症を引き起こしている。抗生物質を飲んで様子をみましょう。」とのことだった。すぐにでも熱を下げる処置をしてもらえるものと期待していたのに、がっかりする。しかし、頭皮の引っかき傷からとんでもない病気になってしまったものだ。

医者からもらった診断書には、「CELLULITIS Your exam shows you ha an infection of the skin called cellulitis. This infection usually develops after an injury, cut, or sting. However, it may also occur without any known cause. Cellulitis usually causes a localized area of redness, swelling, and pain. This area of infection tends to get progressively bigger unless tratment is started. If cellulitis is severe or does not respond to initial antibiotic tratment, then hospital care with IV antibiotic injections may be needed.」と書いてあった。とにかく、antibiotc(抗生物質)を飲んで安静にしているしかないようだ。

これでは土日に予定していたRussian Riverへの小旅行がキャンセルになってしまう。金曜はそのままおとなしくしている。

土曜日、抗生物質が効いたのか、何とか起き上がることが出来た。午後になって「これは行けるかも」と思い、なんとRussian Riverへ向けて出発。何とかDutton Goldfieldと、メールでやり取りしていたKasuariワイナリの人に会うことが出来たが、ワインを飲むことは当然出来ず。匂いだけ楽しんだ。Designated Driverになって、妻に飲んでもらった。美味しいワインばかりでよかったね。レストランで夕食とっているときから、また気分が優れなくなり、ホテルに戻ると寒気がぶり返してきた。そのまま朝まで寝続ける。

日曜日、朝ホテルを出発して、SFでププサとスープを食べて、家に帰ってACF/NFC Championshipを観る。寝たり、観たりだったが、どちらもすごい試合だった。AFCはいいとしても、NYGの強さには驚いた。シーズン当初のあの弱かった頃しか観ていなかったので、はっきり言ってノーマークだった。スーパーボウルは28-17でNEの勝ち、と予想しておこう。

月曜日からは通常勤務に戻ることが出来た。Cellulitisについて調べると、日本語では蜂窩織炎(ほうかしきえん)または蜂巣炎(ほうそうえん)と言われる病気だそうで、日本では5日程度入院を余儀なくされるらしい。それをこちらでは何の処置もなく処方箋だけ渡されるとは。著しい違いに驚く。日本では水虫から足に菌が入り込んで、足に発症することが多いらしい。まさか自分がこんな変な病気に、しかも頭からかかるとは。

火曜日は予約しておいた皮膚科の医者に見てもらった。中国人系のこの医者、しきりに「これは珍しい。どうしてこんな発症の仕方を?」と興味津々。結局、表層麻酔してサンプルを切り取り、検査するということだ。今年は早々に痛い目にあった。これを機に、頭皮の問題を徹底的に直すしかなさそうだ。