MLB開幕戦/David Sanborn@Yoshi’s

MLB開幕戦@東京ドームを二日続けて3時起きで観戦した。久しぶりに見るA'sの選手たち。元気にキャンプを終えてくれたようでまずは一安心。開幕戦を振り返ると、完全に勝ちゲームだっただけに、敗戦の現実は厳しく感じられる。少ないチャンスをものにしてリードして9回を迎えたにもかかわらず、守りきれずにモメンタムを相手に握られてしまった。いやな負け方だ。戦力的に言っても、少ないチャンスをものにして、接戦を勝ち抜いていかなければ、シーズンは戦えない。戦犯をあげるとすれば、抑えのHuston StreetとDHのJack Cust。この二人がまともに働けないようでは見通しは暗い。Streetは投げ込みが足りない気がする。Custはやはり松阪を打てるほどのバッターではないのかもしれない。二人ともこれから調子を上げてもらうしかない。もう一人の問題児は3番のDaric Barton。オープン戦から不調といわれていたが、案の定不調だった。去年と比べてスイングが大きすぎないか?もう少しシャープな振りだった気がするが。果たしていつまで3番で起用するのか、どこまで我慢して使えるのか、気になるところだ。

予定通り(?)レッドソックスに偏った日本のテレビ中継だったようだが、第二戦は完璧なゲーム運びだったので、日本的には盛り上がらなかったのかもしれない。だが、こちらはESPNの中継を見ていて、何度もガッツポーズをしてしまった。立役者はRich Harden。最初の先発は良かったが、1年通してこの調子を維持できるかどうか、それが見ものである。

今週は火曜水曜と寝不足が続き、水曜日はYoshi'sでDavid Sanbornのライブを見たので、木曜日は時差ぼけ中のような感覚だった。それにしても、15年ぶりに観たSanbornは格別だった。15年前はミネアポリスでライブを見たのだが、このときはもっと若かったよなあ。でも今回のライブもパワフルで素晴らしいものだった。彼のAlto Saxの音色は本当に良い。枯れているけど艶があって、音の伸びがいい。金属的な音だったり木管楽器みたいな音だったり、でもフレーズはやっぱりSanbornという感じで、なんともいえない味があった。知っている曲も何曲かあって楽しめた。サプライズだったのは、KeyがRicky Petersonだったこと!ハモンドオルガンが置いてあったので、もしかしたらと思ってみていたが、ライブが始まってからも確信がもてなかった。でも、曲の途中のソロやバッキングで、これはRicky Petersonだ!と思ったらやっぱり。Ricky PetersonのソロアルバムもCDで持っている。これがまた良いんだな。15年前に観たときは、ミネアポリス出身ということで、ホームカミングパーティみたいになっていたのを思い出す。とにかく、大満足のライブ@Yoshi'sだった。これで$35。ブルーノートだったら1万円くらいしてもおかしくないようなライブだと思う。安すぎる。

時差ぼけ気味の老体に鞭を打って明日からシカゴへ二泊三日の旅。大丈夫か?