EAD&APで入国

9ヶ月ぶりに一時帰国した。日本は蒸し暑くて大変だった。9月に日本にいること自体が8年ぶりくらい。日本の夏には適合できない体になってしまった。

入国は、Advance ParoleとEADカードを使ったのだが、入国審査でいきなりSecondary Officeへ行くように指示されて、焦った。Secondary Officeでは特に問題もなく書類を処理してくれて、無事に入国できた。ビザが切れているが、Adjustment of Status中ということで入国可能なのだが、今後も面倒なことがなければ良いが。

着いたその日から出社したのが幸いしたのか、激しい時差ぼけに見舞われることもなかった。これから一年で一番忙しい時期を迎えることになる。休めるときに休んで置いてよかった。

土曜日に映画『Ghost Town』を観た。イギリス人俳優Ricky Gervaisが主演のコメディー。病院で検査を受けたときに7分間死んだために、幽霊が見えるようになってしまった歯科医の話。ギャグのツボがイマイチ分からなかったけど、まずまず楽しめた。

日曜日は朝からRaiders戦を観戦。何とか4Qまでリードしていたのに、どこか勝てそうもない雰囲気だった。相手が好調Billsとアウェイ戦、しかも展開的にはずっとぴったりくっつかれていて楽勝ムードにならない。午後からどうしても出かける予定があって、途中からラジオを聴いていたのだが、悪い予感があっさり的中してしまって最後のFGが決まってサヨナラ負け。これは悔しい負けだった。ここ一番、というところでオフェンスが1st downを取れず、ディフェンスはズルズルとパスを許す。勝ちなれていないチームの典型のような試合運びだった。ヘッドコーチはどうなるのだろう。ガタガタしたチーム内の不協和音は勝つことによってしか吹き飛ばせないだろう。この負けは痛い。エースRB Fargusがいてくれたらなあ。次週のホームでのSD戦はデカイ勝負になりそうだ。

ここ最近

久しぶりの更新。最近にしたことをメモしておく。

Labor Day WeekendにWintersという田舎町へ友人を訪ねる。Starwbaleの建築家の家を見学。とにかく周りに何もないので、夜、星がきれいだった。猫と犬と戯れる。

映画『Tropic Thunder』を観る。シニカルなギャグ映画で面白かった。ナンバーワンヒットというのも頷けるが、ワルイ映画とも言える。

SF Yoshi'sへDavid Benoitのライブを聴きにいった。またもや?Jeff KashiwaさんがSaxで参加していた。この人の持ち味は、さわやかなLAフュージョンに乗せる演歌的なアルトサックス。Benoitのピアノはやっぱり上手い。ツボを得た演奏を満喫した。

A'sは正式にEliminateされたけれども、来年使えそうな選手をいろいろと観てチェック。ZieglerとDavisは来年活躍しそう。先発ピッチャーが成長すること、打線のてこ入れ、この二つは必須だ。あとは核になる打者を何処かから引っ張ってこなきゃならない。

最後に、NFLが開幕した。A'sがプレーオフへ行かないので、Raidersに期待して開幕戦のvs DENをテレビ観戦。しかし、去年と同じような試合展開にウンザリしてしまった。ディフェンスもオフェンスも、ここ一番、ここが勝負どころ、という場面でことごとくミスや凡プレーを繰り返す。デンバーはこういう場面でいいプレーをバシバシ決める。この差はいったい何なのだろう。若いチームだから、失敗を恐れず全力でプレーして、勢いをつけるしかない。そういう流れを引き出すような作戦やモメンタムの作り方を、コーチ陣ができていない。「若さ」から来る「脆さ」が表に出てしまっている。次の@KC戦が早くも前半の山場と見た。

ところが、この大事な試合を生観戦できないかも?明日から急遽日本へ帰国。約1週間滞在。APとEADで無事に入国できるかという不安もあるが、まあ大丈夫だろう。

肩透かし

短い夏休みも終わって通常勤務の一週間を乗り切った。日本からの来客を迎えて三日間休暇をとったのだが、連れて行けなかった場所やレストランもあり、心残りも少なからずあったが、まずまず楽しんでもらえたか。

アパートの契約のこと、引越しのこと、それに伴うイミグレーション関係の危険性と、いろいろと悩ましい局面を迎えていた先週の金曜日。とりあえずアパートをいろいろ見に行くことにして、アポイントを取って、土曜日に2箇所見学に行くことにした。でもその前に、アパートのマネージメントと話をしなければならい期限が近づいていたので、足取り重くLeasing Officeへ行く。マネージャに「契約更新のことで話がしたいのだが」と切り出すと、「あ、それね、多分キャンセルしたと思う。」「はぁ?」「あまりにも酷いでしょ、その金額。」「???」「だから5〜6%の普通の上げ幅にしようと思って。」「!!?」結局、$300もの家賃アップの話はなくなったそうだ。だったらそう知らせてくれれば良いのになあ。「来週新しいレターを受け取ると思うけど、これならあなたたちは出て行かなくても済むでしょう?」出て行くとは一言も言っていなかったが、顔に出ていたのかもしれない。とにかく、これなら引越しという選択はなくなりそうだ。

だったら他のアパートなんか見学に行かなくても良かったのだが、アポを取ってしまったのをキャンセルするのが面倒だし、見るだけなら別に良いかと思って、土曜は予定通りアパートを観にいった。予算を抑えるとかなり手狭になるのは覚悟していた。でも、2箇所ともなかなかいいアパートだった。ネットでの評判はそんなに良くないが、実際はマネージメントを含めてそんなに悪くはない。ネットに悪いことを書き込むのは、いろいろとトラブルがあったからだろうし、今のダメダメなマネージメントに慣れてしまっていたので、特に気にならなかった。慣れとは恐ろしい。

慣れといえば、アメリカで観るオリンピック放送には完全に慣れてしまった。編集しまくりの映像、偉そうな司会者、偏った競技のみの放送などなど、文句はいろいろあるが、それでも結構楽しめる。変な芸能人が出てきたりしなかったり、解説がなかなか良かったりして、いいところも沢山ある。すごいアップセットがあったりすると、「これは今年のスーパーボールでNYGがNEに勝った位のアップセットだ。」なんて言ったりするのが面白かった。それほどのアップセットかよー。

日曜はA's vs CWSの観戦。1-13のボロ負け。もう特に言うことはない。給料の差がそのまま試合に出ただけ。悔しいけど、今の戦力では勝てるチームはないと言えるくらいだ。Ken Griffey Jr.を初めて見られて良かった。もうフットボールのシーズンになったことを痛感した。

どうしたものか。

明日から三日間、夏休み。ロングバケーションは今年は取れない。アメリカの会社に勤めていれば、長い休みが取れるというのは、必ずしも当てはまらない。休み前にすっきりと仕事を納めたかったのに、ゴタゴタしてしまった。

休みに入る前に二つの懸案事項がある。グリーンカードの申請でビザを延長しなくても済むように、EADとAPを申請したのだが、自分の分は許可が下りたのに、妻の分がpendingのままになっている。ファイルしたのは一緒なのに何故?イミグレでは本当に不思議なことが沢山起こる。で、もう一つは、アパートの契約更新。今回、レントを何と$300ドルも上げると!まったくもってふざけるなと言いたいが、今のこのあたりの相場を見ると、ちょうどそれくらいらしい。最初は「絶対に出て行ってやる」と思って物件を探したが、今日弁護士にEADとAPが出ていない段階で住所を変更するのは危険、と言われた。少なくともこの二つを手に入れてからにした方が安全だと。確かに、今になって住所変更で申請に支障をきたすのは得策ではないだろう。だからと言って、今のアパートに上乗せ$300ドルも払うのはどうよ?契約が切れるのは9月末なので、遅くとも今月中にEADとAPが手に入らないと引越しは無理だ。これは困った。

今日はRAIDERSのホームゲームのチケット優先発売日。カリフォルニア在住RNJメンバーの分のチケットを、発売開始時刻の13:00きっかりにオンラインで購入。今年は10月のNYJ戦。他の試合をどうするかは思案中だが、もう1,2試合は観戦したいところだ。Athleticsはポストシーズンの可能性がほぼゼロなだけに、Raidersに期待したいところだ。

それにしても、まさか8月早々、諦めムードになるとは、A'sはいったいどうしてしまったんだろう。ここ3週間で2勝くらいしかしていないんじゃないか。オールスター明けにこんなに弱くなるなんて、全くA'sらしくない。打てない、守れないじゃ手の打ちようがない。明るい話題は無失点記録を続けるZieglerだけだ。やっぱり安い金で強いチームを作るというのは、うまく行っているときは良いが、怪我人が出て一度破綻すると、カバーする人材が不足して、こういう結果になる恐れがあるということだろう。選手層は極薄だ。トレードで採ってきた選手が早々活躍できるわけではない。もう2,3年は我慢が必要かもしれない。

継続中。

自転車通勤が続いている。ひざの筋肉痛が続いている。自転車通勤している人も結構多いが、みんなヘルメットをして、自動車道を走っている。左折専用レーンなんかに車に混じって自転車がいるのだけれど、さすがにこれはできない。いつもバイクレーン専用で、ゆっくり走っている。同僚からは、「頼むからヘルメットしてくれよ」と言われたのだけれど、バイクレーンだし、スピードも出ていないので、いらないかなあと思っている。それに、頭が大きすぎて、サイズの合うヘルメットなんか売ってないよー。あと、朝夕は結構冷え込むので、寒さ対策も必要だ。全く持って夏という実感に乏しい。

木曜日は、友人のギャラリーオープニングで知り合った日本人アーティストの展示がバークレーであるというので、行ってきた。木版画をやっているその人は、ロンドン、アムステルダムなどで創作活動をして、今アメリカに滞在中だそうだ。アートで世界を渡り歩くというのも凄いことだが、作品そのものも素晴らしいものだった。何と白黒の世界だけで光と影、色彩を感じさせる作品はすごい。本人に素人の質問をしたりして、申し訳なかったけど、これからもアートでグローバルに活躍して欲しい。

その日は夜、SF Yoshi'sでLee Ritenourのライブがあるので、好都合だった。演奏は申し分なし。音も良かったし、繊細なギターの音を楽しめた。ただ、ドラマーがAlex Acunaではなかったので、前回とはフィーリングが全然違ってた。ラテンのフィールが全くなくなっていたのは、良し悪しは別として、残念だった。

土曜日は地元の日本人経営のヘアサロンへ行ってみた。日本人に散髪してもらうのは(妻以外では)初めてだった。4月にいつものところで散髪したときは散々だったので、日本語で要望を言えるのはありがたかった。まあ、それなりに値段は張るのだけれども。そんなにお金をかけるほどのモノか、と突っ込まれたら返す言葉はないのだけれども、これでまた3ヶ月くらい散髪しなくても済むなら良しとしよう。

日曜日は公開されたばかりの映画X-File I want to believeを観た。割と低予算で作られているなあと思った。話もUFOとか地球外生物とかの方向ではなく、もうちょっと現実味のあるもので、結構面白かった。まあ、UFO関係はまた次で進展させるのかなあとも思う。今回は、MulderとScullyの近況報告(?)みたいなものと思えばいいんじゃないかな。Scifi関係の面白さというよりは、X-Fileファンに楽しめる映画じゃないかと思う。

自転車復活

パンクした自転車をほったらかしにすること2年!高騰するガソリンと運動不足、これをいっぺんに解消するには自転車通勤しかないと思いつつも、前後輪タイヤ側面が破れてしまって、チューブも交換するしかないので、なかなか面倒だ。

土日にネットでタイヤを売っている店を探したら、Palo Altoに良さそうな店があるのを発見して、早速自転車をもって出かけてみた。Mike's Bikes(http://mikesbikes.com/)という店で、パーツも豊富だし、リペア専門部門もあるようなので任せてみることにした。Palo Altoということもあるが、高い自転車が並ぶ。ぴったりのサイズのタイヤもあることを確認。サービスのお兄さんに、自転車を見せて、足回りをすべて新調することにした。

値段は何と$140!新車価格とも言えるが、日本から持っていった愛着のある自転車なので、少々の出費は致し方ない。サービスのお兄さんは仕事は速いし、親切だった。タイヤもAnti-Flat仕様なので、パンクしにくくなっているはずだ。月曜日はDrizzleだったので、火曜日から自転車で出勤。140ドル分の元はとらないとね。

友人のギャラリーオープニングオークランドであったので行ってきた。どれも素晴らしい作品ばかり。感心してみていると、友人つながりの日本人が沢山来ていることに気づく。彼らと話したり、アート鑑賞したりして楽しんだ。

帰りに、久しぶりにRickyさんちへ行って夕飯。RickyさんとTinaさんに会って、今年は10月にRNJが来ることを伝えた。すると、Rickyさんは、MASHさんがまだ勝ちゲームを観たことがないことを思い出し、「Yeah, we got to do something for him.」と言っていた。そうだ、何とかしなけりゃいかん。今年こそは。

Rickyさんの店には、相変わらずA'sやEaidersの選手が来ているようだ。ドラフトも盛り上がったみたいだし、Raidersのルーキーが大挙して来店し、分厚いステーキを食っていったそうだ。遠いけどRickyさんちにはこれからもちょくちょくお邪魔させてもらおう。

やっぱり...

A'sは大きなトレードがあった。HardenとGodinがカブスへ。代わりに4人の選手が入団。その中の一人がGallagherで、早速勝利に貢献してくれた。

オールスター前の最終戦、vs LAAを日曜日に観戦。Dave Stewartのジャージをゲットした。朝の10時に出発しても長蛇の列だったのには驚いた。みんなそんなにジャージが欲しいか?

試合はMr. Dukeの好投で勝ちゲームだったのに、抑えのStreetが試合をぶち壊してくれた。最後見せ場は作ったものの、K-Rodにゼロに抑えられた。すっごく後味の悪い試合だった。一番負けてはいけない相手に、最悪の負け方。今シーズンはちょっと足りないかな、という気がしてきた。

トレードに関しては、賛否両論ある。チーム作りそのものに疑問を持つ声も聞こえる。最後はLAAやBOS、NYYのように、やっぱり有名選手を集めたチームが勝つのだと。独自のデータを基に集めた格安の選手を集めて勝つというのには限界があるかもしれないし、そういう意見にも頷ける。しかし、そんな選手たちでも、これだけの成績を残しているのだという見方もある。実際、2006年はそれで地区優勝できた。何よりも、選手が成長してゆく過程を、あーだこーだ言って見守れるというのが楽しいし、それでシーズン中に強くなってゆくのを観て行くのも楽しいものだ。Ryan Sweenyなんて、Gary Sizemoreのようになれる可能性すらあると思う。言ってみれば、そういう選手たちの全盛期をA'sのユニフォームで見られるのだ。ただし、いつかは出てゆく運命にある、とも言える。

さて、長い延長戦だったオールスターも終わり、いよいよ後半戦だ。8月は強いという伝統を今年も発揮してくれることを願うのみだ。

先週はYosh'sにThe Rippingtons with Russ Freemanを観にいった。RippingtonsはいわゆるLAのSmooth Jazzの典型みたいなバンドだが、彼らの音楽はしっかりとした実力が伴っているからライブが楽しい。ベイエリアで見たのはこれが最初だ(と思う)が、FreemanのGuitarとJeff KashiwaのSAX、Kim StoneのBassはやっぱり最高に気持ちいい。残念だったのは、ドラムがTony Morales(http://www.tonymorales.com/)ではなくなってしまっていたことだ。もうDrummerとしては活動していないみたい。あの柔らかいラテングルーブは好きだったのにな。去年までベイエリアに住んでいたなんてビックリ。もっと早く知っていれば良かった。